1日自動車保険の申し込み・決済方法
【セブンイレブン・ローソン・ファミマ】1日自動車保険に加入するならどこ?

1日自動車保険が加入できるコンビニ各店舗の商品を比較

1日自動車保険はスマホから簡単に申し込みできるのが魅力ですが、格安スマホなどは対象外とされる保険商品もあり、ユーザーによっては利用できないことも。

もしお手持ちのスマートフォンから1日自動車保険に申し込めない場合は、コンビニから申込むのがおすすめです。

現在販売されている1日自動車保険の中には、ローソンセブンイレブンなどのコンビニで契約手続きできる商品があります。

今回は、コンビニから申し込みができる1日自動車保険について、それぞれの補償内容や保険料を比較しながら紹介していきます。

当記事の監修者:竹国弘城

当記事の監修者:竹国 弘城

  • ラポール・コンサルティング・オフィス代表
  • 1級FP技能士/CFP®

証券会社、生損保総合代理店での勤務を経てファイナンシャルプランナー(FP)として独立。相談者の利益を第一に考え、自分のお金の問題に自分自身で対処できるようになるためのコンサルティング、金融機関・各種メディアでの執筆・監修などを行う。

コンビニから当日申し込み可能な1日自動車保険を徹底比較

おすすめの1日自動車保険

1日自動車保険は、親の車や友達の車など、他人の車を借りて運転する際に加入することができる自動車保険です。車を運転するその日に加入手続きをすれば良いため、急ぎの場合にも便利に活用できます。

1日自動車保険は加入手続きも非常に簡単で、スマートフォンやコンビニから10分程度で加入可能。

特にコンビニから加入できる1日自動車保険は、現金で保険料を支払いたいという学生さんなどに利用されることが多く、根強い人気を集めています。

コンビニから契約できる一日自動車保険

2021年現在、コンビニから契約することができる1日自動車保険は下記の2つです。

  • ちょいのり保険(ちょいのり保険):ローソン・ミニストップ・ファミリーマート
  • 1DAY保険(三井住友海上):セブンイレブン

この2つの1日自動車保険は、コンビニであればどこでも加入できるというわけではなく、それぞれ利用できるコンビニが決まっています。

また、補償内容や保険料にも差があるため、自分のニーズに合った方を選びましょう。

ローソン・ミニストップ・ファミリーマートとセブンイレブンを選択可能

現在コンビニから申し込みができる1日自動車保険は、東京海上の「ちょいのり保険」と、三井住友海上の「1DAY保険(ワンデイ保険)」です

それぞれの補償内容を見ていきましょう。

ローソン・ミニストップ・ファミリーマートから加入できるちょいのり保険

ちょいのり

ちょいのり保険は、特約として弁護士費用特約が付帯されているプランが用意されている1日自動車保険です。

弁護士費用特約がついていると、1日自動車保険が適用されない「もらい事故」などの際に相手方に損害賠償金を請求する際の弁護士相談費用などが補償されます。

もらい事故はどんなに運転に慣れている方でも遭遇する可能性があるため、広く加入を検討した方が良い特約でしょう。

プラン 車両補償なし 車両補償あり
スタンダード
車両補償あり
プレミアム
保険料 800円 1,800円 2,600円
賠償に関する補償
自身・同乗者の補償
ロード
アシスト
車両補償 ×
免責金額
15万円

免責金額
10万円
弁護士費用
特約
× ×

ローソン・ミニストップでの加入方法

ローソン・ミニストップからちょいのり保険に加入する方法は、下記の手順の通りです。

  1. ローソン・ミニストップ店頭にあるLoppiから「各種保険」を選択。
  2. 画面の指示に沿って必要事項(契約者情報や運転免許証番号など)を入力。
  3. 手続きが完了したら申込券が発行されるので、レジに持っていき現金で保険料を支払う。

ローソン・ミニストップでの申込は、店頭端末のLoppiを使用します。

ファミリーマートでの加入方法

ファミリーマートからちょいのり保険に加入する方法は、下記の手順の通りです。

  1. ネットで事前申し込み(所要時間 約5分)
  2. ファミリーマートでバーコードを見せて保険料を支払い

使い方が分からない場合は、店員さんに聞いてみてください。

ちょいのり保険の詳細を見る

セブンイレブンから加入できる1DAY保険

1DAY

1DAY保険は、ちょいのり保険のような弁護士費用特約は付帯されていませんが、ロードサービスが充実している1日自動車保険です。

事故に遭った際に臨時で宿泊する場合の費用や、帰宅までにかかる費用が補償されるなど、事故時に頼れるサポートを受けられます。

エコノミー スタンダード プレミアム
保険料 800円 1,000円 2,500円
対人賠償保険
対物賠償保険 免責金額5万円 免責金額なし 免責金額なし
対物超過修理費用特約
自損傷害保険
搭乗者傷害特約
搭乗者傷害特約
ロード
サービス
車両復旧
費用保険
× ×
(免責金額
15万円)

セブンイレブンでの加入方法

セブンイレブンからちょいのり保険に加入する方法は、下記の手順の通りです。

  1. セブンイレブン店頭にあるマルチコピー機から「保険」を選択し、1日自動車保険を選ぶ。
  2. 画面の指示に沿って必要事項(契約者情報や運転免許証番号など)を入力。
  3. 手続きが完了したら申込券が発行されるので、レジに持っていき現金で保険料を支払う。

セブンイレブンも、ローソンやミニストップと同様に店頭にある端末から申込を行います。操作方法がわからなければ、店員さんに聞きましょう。

1DAY保険の詳細を見る

加入手続きに必要な情報

ローソンでもセブンイレブンでも、コンビニから1日自動車保険に申し込む場合には、下記の情報を登録する必要があります。

  • 運転者の運転免許証番号、運転免許証有効期限、氏名、生年月日、住所等
  • 運転する車のナンバープレート情報、メーカー
  • その他運転者の氏名、生年月日(交代して運転するなど、自分以外に運転者がいる場合)

なお、ローソンやセブンイレブンから1日自動車保険に加入する際、事前にスマホを使ってWebから「事前予約」をすることができます。

事前予約をすると、契約者情報などをあらかじめ登録しておくことができるため、ローソンやセブンイレブンの店頭端末での入力が不要となります。

早く手続きを完了させたい方は、事前予約をしておくと良いでしょう。

ローソン・ミニストップ・ファミリーマートとセブンイレブン、どちらが便利?

ローソンとセブンイレブン、どちらが便利?

先ほども紹介したように、現在コンビニから加入できる1日自動車保険ローソンおよびミニストップ・ファミリーマートからのちょいのり保険と、セブンイレブンからの1DAY保険です。

では、ローソンとセブンイレブンではどちらのコンビニを利用したほうが便利に加入できるのでしょうか?2つのコンビニの利便性を比較してみました。

店舗数はセブンイレブンが優勢

コンビニは全国で約58,400件(2020年)ありますが、そのうちのほとんどをセブンイレブン、ファミリーマート、ローソンの大手3社が占めています。

下記が、コンビニ店舗数TOP5となります(2020年時点)。

順位 コンビニ 店舗数
1位 セブンイレブン 20,929店
2位 ファミリーマート 16,597店
3位 ローソン 14,425店
4位 ミニストップ 1,992店
5位 デイリーヤマザキ 1,441店

ランキングによると、セブンイレブンが圧倒的に多く、次にファミリーマートとローソンが店舗数争いを繰り広げていることになります。

単独ではセブンイレブンの店舗数が圧倒的ですが、ローソンやミニストップ・ファミリーマートをあわせると、その1.5倍程あります。利便性の面では、両者に大きな差はないといえるでしょう。

コンビニは地域別で店舗数が異なる

地域によってもコンビニの店舗数には差があり、セブンイレブンは関東や関西、九州に強いいっぽうで、ローソンは四国や山陰に強い傾向にあります。

2019年以前は沖縄にセブンイレブンが出店されていないと話題になったこともあるように、地域別に力の入れようは異なってきます。

また、北海道ではセイコーマートがダントツの店舗数を誇っているなど、土地柄や地元企業の強さでも影響してきます。

慣れない土地で1日自動車保険を加入することになったらその土地に強いほうを探すのも1つの方法と言えるでしょう。

地域別コンビニ店舗数トップ状況

セブンイレブン 南東北、関東、甲信越、関西、山陽、九州
ローソン 山陰、四国

セブンイレブンならnanacoが使える

ローソンおよびミニストップ、ファミリーマートの場合、1日自動車保険の申込みは現金決済しか受け付けていません。そのため、現金を事前に準備しておく必要があります。

もちろん、店内にはATM機も設置されているので、その場でお金を降ろすことは可能です。

いっぽうセブンイレブンの場合は、現金の他に電子マネーのnanacoも利用可能。nanaco利用者は現金以外でも1日自動車保険に加入することができます。

ただし、保険料を支払ったとしてもnanacoポイントは加算されないので、メリットはそこまで大きくはないです。

ローソンはLoppiがない店舗もあるので注意

ローソンおよびミニストップの場合、公式サイトで注意書きがあるように店頭端末(Loppi)が設置されていない店舗もあります。

急に1日自動車保険を利用することになった時、ローソンを見つけたもののLoppiが設置されいないという事態に遭遇する可能性もゼロではありません。

また、スマホから事前予約を行った後も、Loppiへの反映まで最長30分かかることもあるようです。

したがって、確実性を取るならローソンよりもセブンイレブンから1日自動車保険に加入したほうが良いと言えるでしょう。

以上のように、それぞれ注意点があるもののセブンイレブンとローソン・ミニストップのどちらも大きなデメリットはなく、利便性もたいして変わらないのが正直なところです。

自宅の近くにどちらのコンビニがあるかどうかが決め手になるという方が多いかと思います。自分の都合にあった方を選んでみてください。

コンビニから加入できるその他の保険は?

コンビニから加入できる1日保険

ここまで、ローソンやミニストップ、ファミリーマート、セブンイレブンで加入できる1日自動車保険を紹介してきました。

しかし、ローソンやセブンイレブンで加入できる保険は、1日自動車保険だけではありません。

ここでは、ローソンやセブンイレブンで加入できるその他の保険商品をご紹介します。

ローソンで加入できる保険

ローソンで加入できる保険は、以下のとおりです。

  • バイク自賠責保険(1年~5年)
  • 自転車保険(1年)
  • ゴルファー保険(1ヶ月)

ローソンで加入できる保険は、いずれも東京海上日動が引き受け会社となっている保険商品です。国内でも歴史ある大手の損害保険会社のため、安心して加入することができます。

上記の保険に加入する場合には、1日自動車保険のようにローソン・ミニストップ店頭のLoppiから加入することもできますし、スマホからでも加入ができます。

ファミリーマートで加入できる保険

ローソンで加入できる保険は、以下のとおりです。

  • バイク自賠責保険(1年~5年)
  • 自転車保険(1年)

ファミリーマートで加入できる保険は、バイク自賠責保険が東京海上日動、自転車保険が損保ジャパンが引き受け会社となっている保険商品です。

上記の保険に加入する場合には、1日自動車保険のように、ネットでの事前予約またはファミリーマート店頭のFamiポートから加入できます。

セブンイレブンで加入できる保険

セブンイレブンで加入できる保険は、以下のとおりです。

  • がん保険(終身)
  • 1DAYレジャー保険(1日)
  • バイク自賠責保険(1年~5年)
  • 自転車保険(1年)

セブンイレブンで加入できる保険は、三井住友海上が引き受け会社となります。損害保険だけでなく、終身のがん保険にも簡単に加入することが可能です。

このように、ローソンセブンイレブンでは1日自動車保険以外の保険商品にも契約することができます。

コンビニ店頭のLoppiやマルチコピー機だけで手軽に加入することができるので、1日自動車保険に合わせて活用してみて下さい。

1日自動車保険はネットやスマホからも加入できる

1日自動車保険はお手持ちのスマートフォンからも簡単に加入手続きできます。

主要な1日自動車保険「ちょいのり保険」「乗るピタ!」「1DAY保険」「ワンデーサポーター」の4つについて、スマホからの加入方法を以下にまとめました。

ちょいのり保険 乗るピタ! 1DAY保険 ワンデーサポート
提供企業 東京海上日動 損保ジャパン 三井住友海上 あいおいニッセイ同和損保
プラン・保険料 シンプルプラン(800円) ライトプラン(800円/1,000円) エコノミープラン(800円/1,120円) エコノミープラン(800円)
レギュラープラン(1,800円) 基本プラン(2,150円/2,700円) スタンダードプラン(1,000円/1,400円) ベーシックプラン(1,000円)
プレミアムプラン(2,600円) 安心プラン(2,800円/3,500円) プレミアムプラン(2,500円/3,500円) ワイドプラン(2,500円)
加入方法 1. 事前登録(初回のみ): 運転者本人の名前、住所、
生年月日、住所、連絡先、運転免許証番号、
運転免許証有効期限などを登録する。
1. 利用申込み①:
加入プランと利用期間を入力する。
1. お客さま情報の登録(初回のみ):氏名、生年月日、電話番号、住所、
メールアドレス、運転免許証番号、
運転免許証有効期限などを登録する。
1. お客さま情報の登録(初回のみ):氏名、生年月日、電話番号、住所、
メールアドレス、運転免許証番号、
運転免許証有効期限などを登録する。
2. 利用申込み:借りる車の情報、
加入プラン、保険期間を入力する。
2. 利用申込み②:契約者の名前、生年月日、住所、
電話番号、運転免許証番号、運転免許証有効期限、借りる車の情報を入力する。
2. 契約申込み:借りる車の情報、
加入プラン、保険期間などを入力する。
2. 契約申込み:借りる車の情報、
加入プラン、保険期間などを入力する。
3. 契約成立:申込み完了。
保険料はクレジットカード払い
もしくは月々の携帯料金と合算で支払い。
3. 契約成立:申込み完了。
保険料はクレジットカード払い。
(※PayPay払いの場合はPayPayアプリホーム画面のアイコンから申し込む)
3. 契約成立:申込み完了。
保険料は月々の携帯料金と合算で支払い。
(※ドコモ、au/UQmobile、SoftBank/Y!mobileのスマホからのみ申込み可能)
3. 契約成立:申込み完了。
保険料は月々の携帯料金と合算で支払い。
(※ドコモ、au/UQmobile、SoftBank/Y!mobileのスマホからのみ申込み可能)

参考:東京海上日動『ちょいのり保険(1日自動車保険)』(https://www.tokiomarine-nichido.co.jp/service/auto/ichinichi/)
参考:損保ジャパン『乗るピタ!』(https://www.sompo-japan.co.jp/kinsurance/automobile/norupita/)
参考:三井住友海上『1DAY保険』(https://www.ms-ins.com/personal/car/oneday/)
参考:あいおいニッセイ同和損保『ワンデーサポーター』(https://www.aioinissaydowa.co.jp/personal/product/other/oneday/)

ローソン・ミニストップ・ファミリーマートとセブンイレブンの1日自動車保険まとめ

今回解説したように、1日自動車保険ローソンセブンイレブンなどのコンビニから簡単に加入することが可能。また、近くにコンビニがない場合でも、ネットさえあれば加入できる1日自動車保険もあります。

面倒だから、ちょっと運転するだけだから…などという理由で、無保険で運転することはやめましょう。

他人の車を運転する場合は、ペーパードライバーの人はもちろんのこと、自分でクルマを所有する人であっても難しく、事故のリスクが上がります。取り返しのつかないことになる前に、1日自動車保険の加入を考えてみてください。