1日自動車保険を徹底比較
1日自動車保険は何で選ぶべき?保険料・補償内容・加入方法で徹底比較!

保険料や特約・ロードサービス、加入方法で1日自動車保険を比較

1日自動車保険を保険料・補償内容・加入方法で比較

人の車を借りて運転する際に利用できる1日自動車保険は、1日単位で加入できるため、車に乗りたい時だけ加入できる点が魅力です。

そんな1日自動車保険ですが、いくつかの保険会社から販売されており、それぞれ補償内容もよく似ています。そのため、どの1日自動車保険が最も良いのか選びにくいという方も多いでしょう。

しかし、1日自動車保険は保険料や付帯できる特約、加入方法で微妙な違いがあります。その違いを把握した上で自分に適した1日自動車保険を比較して選ぶことがポイントです。

この記事では、1日自動車保険比較する際に見るべきポイントと、人気の1日自動車保険5種類を比較してご紹介します。

1日自動車保険を選ぶポイント

1日自動車保険を比較するポイント1日自動車保険を比較するポイント

1日自動車保険は、損保ジャパンや東京海上日動など、様々な保険会社から販売されています。

そのため、いざ1日自動車保険に加入しようと思ってもどれを選べば良いのかわからないといった声が多く聞かれます。

しかし、実は1日自動車保険比較すべきポイントさえ知っていれば、自分にとって最適な保険を簡単に選ぶことができるのです。

ここでは、まず1日自動車保険を選ぶ際の比較ポイントを見ていきましょう。

基本の補償内容はどの1日自動車保険も大きく変わらない

様々な種類がある一日自動車保険ですが、実は基本的な補償内容はどの保険会社も大きく変わりません

一般的に、1日自動車保険には下記の補償内容が基本補償として備えられています。

1日自動車保険の基本補償内容

対人賠償保険 借りた車を運転している際に発生した自動車事故によって他人を死傷させてしまった場合に支払われる。自賠責保険で支払われる賠償金を超える金額について補償されます。
対物賠償保険 借りた車を運転している際に発生した自動車事故によって物的な損失があった場合、その賠償金を補償する。事故相手の自動車や、ガードレール等の公共物、第三者が所有する建物などの修理費用が例として挙げられる。
搭乗者傷害保険車両保険 借りた車を運転している際に発生した自動車事故によって、自分の車に乗っていた人が受けた傷害に対して支払われる。同乗者だけでなく、運転者自身も対象。
対物超過修理費用補償特約 事故で破損した相手方の自動車の修理費用が対物賠償保険で賄える時価額を超えてしまった場合、その差額を賄ってくれる保険。相手の車が絶版車でプレミアがついているようなケースに役立つ保険です。
自損事故傷害特約 借りた車で単独事故を起こした場合、運転者や同乗者が受けた傷害に対して支払われる。
ロードサービス 事故や故障によって走れなくなった際のレッカー手配や、バッテリーあがり等のアクシデントが起こった際に現地に助けにきてくれるサービス。

また、上記の基本補償に加え、どの1日自動車保険もオプションとして「車両保険(車両補償)」を付帯することが可能です。

車両保険:借りた車を運転している際に発生した事故によって、自分が運転していた車が損害を受けた場合、その修理費用や代替車の購入費用を補償するもの。

車両保険は基本補償には含まれておらず、「車両補償ありプラン」を選ぶことで付帯させることができます。

車両補償ありプランは基本的にどの1日自動車保険にも用意されているため、必要に応じて選択しましょう。

比較ポイントは料金・特約とロードサービス・加入方法

1日自動車保険は、どの保険商品も基本補償はほとんど同じです。

では、なにで差がつくかと言うと、「料金」「特約とロードサービス」「加入方法」です

1日自動車保険の比較ポイント①料金

1日自動車保険は、車両補償なしプランであれば1日あたり最安800円で加入できますが、車両補償ありプランになってくると保険会社ごとに微妙に保険料に違いがあります。

そのため、とにかく安い1日自動車保険を選びたいという方は、料金を比較しましょう。

1日自動車保険の比較ポイント②特約とロードサービス

次に特約とロードサービスですが、1日自動車保険は保険会社によって特約が付帯されたプランを用意しています。

たとえば、弁護士への相談費用を補償してくれる特約や、代車を借りる際の費用を補償してくれる特約などがあります。

特約を付帯させたプランでは保険料が高くなってしまいますが、まだ運転に慣れておらず補償内容を手厚くしたいという方は、特約で比較することがおすすめです。

また、ロードサービスはどの1日自動車保険でも基本補償として付帯されていますが、充実度に差があります。

万が一事故にあったときのことを考えて、ロードサービスの内容も比較しておくと安心です。

1日自動車保険の比較ポイント③加入方法

最後の比較ポイントは、加入方法です。

1日自動車保険は、スマートフォンから加入手続きを行い、スマホの月額利用料と合算で保険料を支払うのが一般的です。

そのため、基本的にはドコモ、ソフトバンク、auの3大キャリアで契約したスマホからしか加入することができません。

しかし、最近では格安スマホやPCからも加入できるものや、コンビニ店頭でも加入できるような利便性の高い1日自動車保険も登場しています。

格安スマホユーザーや、自分名義のスマホを持っていない若い年代の方は、こういった加入方法で比較して選ぶのも一つのポイントです。

以上が1日自動車保険の比較ポイントです。

1日自動車保険を選ぶ際には、これらの比較ポイントをよくチェックして、自分のニーズに最も当てはまるものを選びましょう。

おすすめ!人気の高い1日自動車保険5選

人気の高い1日自動車保険を紹介人気の高い1日自動車保険を紹介

ここからは、1日自動車保険の中でも高い人気を集める5つの保険商品をピックアップして、補償内容や保険料を詳しくご紹介していきます。

今回比較して紹介する1日自動車保険は、下記の5つです。

  • ちょいのり保険(東京海上日動)
  • 1DAY保険(三井住友海上)
  • 乗るピタ!(損保ジャパン)
  • ワンデーサポーター(あいおいニッセイ同和損保)
  • ワンタイム保険(ドコモ)

ちょいのり保険(東京海上日動)

ちょいのり保険

ちょいのり保険は、東京海上日動から販売されている1日自動車保険です。

弁護士費用特約が用意されているのが特徴で、もらい事故などで自分の加入している1日自動車保険が利用できない場合などで相手に損害賠償金を請求するために弁護士に相談した際の費用などが補償されます。

プラン 車両補償なし
シンプルプラン
車両補償あり
レギュラープラン
車両補償あり
プレミアムプラン
24時間あたりの保険料 800円 1,800円 2,600円
対人・対物賠償
自身・同乗者の補償
ロードアシスト
車両補償 ×
免責金額15万円

免責金額10万円
弁護士費用特約 × ×

付帯できる特約

  • 車両補償
  • 弁護士費用特約

ロードサービス

車両搬送費用補償・車両搬送サービス 借りた車が事故により走行不能になった際のレッカー費用を補償
緊急時応急対応費用補償・緊急時応急対応サービス 故障やバッテリーあがりなど、借りた車に発生したトラブルにより走行不能になった際の緊急対応費用を補償
その他付帯サービス 燃料切れ時のガソリン配達サービス、おクルマ故障相談サービス
事故対応サービス 事故現場での電話によるアドバイス、修理工場や病院の手配など

加入方法

コンビニ 不可
スマホ au、docomo、Softbank、各種格安スマホ
パソコン

ちょいのり保険について詳しく見る

1DAY保険(三井住友海上)

ワンデイ保険

1DAY保険は、三井住友海上から販売されている1日自動車保険です。

特約は車両補償以外は特に用意されていませんが、ロードサービスが充実しているのがポイントです。

プラン 車両補償なし
エコノミープラン
車両補償なし
スタンダードプラン
車両補償あり
プレミアムプラン
24時間あたりの保険料 800円 1,000円 2,500円
対人・対物賠償
自身・同乗者の補償
ロードアシスト
車両補償 × ×
免責金額15万円

付帯できる特約

  • 車両補償
運搬費用保険金 借りた車が事故により走行不能になった際のレッカー費用を補償
修理後搬送費用保険金・修理後引取費用保険金 借りた車を修理後、工場から自宅などに搬送したり、引き取りに行ったりする際の費用を補償
臨時宿泊費用保険金 借りた車で事故に遭った際、最寄りのホテルなどに臨時に宿泊する場合に費用を補償
臨時帰宅・移動費用保険金 借りた車で事故に遭った際、自宅などへ移動するためにかかった費用を補償
故障トラブルガス欠QQサービス 借りた車を運転中に、故障やトラブル、ガス欠などが発生し走行不能となった場合に現地で応急対応してくれる
事故対応サービス 事故現場での電話によるアドバイス、修理工場や病院の手配など

加入方法

コンビニ セブンイレブン
スマホ docomo、au、Softbank、Y!mobile、UQ mobile
パソコン 不可

1DAY保険について詳しく見る

乗るピタ!(損保ジャパン)

乗るピタ!

乗るピタ!は、損保ジャパンから販売されている1日自動車保険です。

他の1日自動車保険と比較した際の最大の特徴は12時間単位でも加入できる点で、特に車両補償ありプランの料金がお得になります。

また、特約として事故時の代車費用を補償する特約をつけることができます。

プラン 車両補償なし
ライトプラン
車両補償あり
基本プラン
車両補償あり
安心プラン
24時間あたりの保険料 1,000円 2,700円 3,500円
12時間あたりの保険料 800円 2,150円 2,800円
対人・対物賠償
自身・同乗者の補償
ロードアシスト
車両補償 ×
免責金額15万円

免責金額10万円
借用自動車の事故時代車費用特約 × ×

付帯できる特約

  • 車両補償
  • 借用自動車の事故時代車費用特約
借用自動車のロードアシスタンス特約 事故やトラブルにより走行不能となった場合に、レッカーけん引費用・応急処置費用を補償
事故対応サービス 事故現場での電話によるアドバイス、修理工場や病院の手配など
その他サービス 燃料切れ時の給油サービスなど
コンビニ 不可
スマホ au、docomo、Softbank、各種格安スマホ
パソコン

乗るピタ!について詳しく見る

ワンデーサポーター(あいおいニッセイ同和損保)

ワンデーサポーター

ワンデーサポーターは、あいおいニッセイ同和損保から販売されている1日自動車保険です。

特約はないものの、ロードサービスが充実しており、事故時も安心です。

プラン 車両補償なし
エコノミープラン
車両補償なし
ベーシックプラン
車両補償あり
ワイドプラン
24時間あたりの保険料 800円 1,000円 2,500円
対人・対物賠償
自身・同乗者の補償
ロードアシスト
車両補償 × ×
免責金額15万円

付帯できる特約

  • 車両補償
運搬費用保険金 借りた車が事故により走行不能になった際のレッカー費用を補償
修理後搬送費用保険金・修理後引取費用保険金 借りた車を修理後、工場から自宅などに搬送したり、引き取りに行ったりする際の費用を補償
臨時宿泊費用保険金 借りた車で事故に遭った際、最寄りのホテルなどに臨時に宿泊する場合に費用を補償
臨時帰宅・移動費用保険金 借りた車で事故に遭った際、自宅などへ移動するためにかかった費用を補償
クイック修理サービス 借りた車を運転中に、故障やトラブル、ガス欠などが発生し走行不能となった場合に現地で応急対応してくれる
事故対応サービス 事故現場での電話によるアドバイス、修理工場や病院の手配など

加入方法

コンビニ 不可
スマホ au、docomo、Softbank、Y!mobile、UQ mobile
パソコン 不可

ワンデーサポーターについて詳しく見る

ワンタイム保険(ドコモ)

ワンタイム保険

ワンタイム保険は、ドコモが販売している1日自動車保険です。

保険の引受会社が東京海上日動なので、「ちょいのり保険」とほとんど変わりません。

ドコモユーザーでなければ加入ができないため、ドコモで契約したスマホを利用している人におすすめです。

プラン 車両補償なし
シンプルプラン
車両補償なし
レギュラープラン
車両補償あり
プレミアムプラン
24時間あたりの保険料 800円 1,000円 2,500円
対人・対物賠償
自身・同乗者の補償
ロードアシスト
車両補償 × ◯ 免責金額15万円 対象事故限定 ◯ 免責金額15万円
弁護士費用特約 × ×

付帯できる特約

  • 車両補償
  • 弁護士費用特約

ロードサービス

車両搬送費用補償・車両搬送サービス 借りた車が事故により走行不能になった際のレッカー費用を補償
緊急時応急対応費用補償・緊急時応急対応サービス 故障やバッテリーあがりなど、借りた車に発生したトラブルにより走行不能になった際の緊急対応費用を補償
その他付帯サービス 燃料切れ時のガソリン配達サービス、おクルマ故障相談サービス
事故対応サービス 事故現場での電話によるアドバイス、修理工場や病院の手配など

加入方法

コンビニ ローソン、ミニストップ、ファミリーマート
スマホ au、docomo、Softbank、各種格安スマホ
パソコン

ワンタイム保険について詳しく見る

保険料で比較!各保険会社の料金プランをチェック

1日自動車保険を保険料で比較1日自動車保険を保険料で比較

ここでは、保険料で比較したい方に向け、各1日自動車保険の保険料を一覧にして比較していきます。

車両補償なし 車両補償あり
ちょいのり保険 800円 1,800円 / 2,600円
1DAY保険 800円 2,500円
乗るピタ!(12時間) 800円 2,150円 / 2,800円
乗るピタ!(24時間) 1,000円 2,700円 / 3,500円
ワンデーサポーター 800円 2,500円
ワンタイム保険 800円 1,800円 / 2,600円

1日自動車保険の車両補償なしプランは、乗るピタ!の24時間補償タイプを除くと全て800円。差がでてくるのは、車両補償ありのプランです。

車両補償ありプランで最も保険料が安いのは、ちょいのり保険またはワンタイム保険。

ちょいのり保険もワンタイム保険も、車両補償あり1,800円のプランでは、車両補償以外の特約はつきません。

車両補償ありプランでは、最安で1,800円から、最高で3,500円までと料金に大きな幅があります。

最低限の補償+車両補償があれば十分という方は最安のものを選ぶことが良いですが、車の運転に不安があるという方は、その他の特約もつけた1日自動車保険を検討してみてください。

特約・ロードサービスで比較!1日自動車保険に付帯できるオプションをチェック

1日自動車保険を特約・ロードサービスで比較1日自動車保険を特約・ロードサービスで比較

ここでは、特約とロードサービスで比較したい方に向け、各1日自動車保険の特約・ロードサービスを一覧にして比較していきます。

特約 ロードサービス
ちょいのり保険 車両補償、弁護士費用特約 ・車両搬送費用補償・車両搬送サービス
・緊急時応急対応費用補償・緊急時応急対応サービス
・ガソリン配達サービスなど
・事故対応サービス(電話相談など)
1DAY保険 車両補償 ・運搬費用保険金
・修理後搬送費用保険金・修理後引取費用保険金
・臨時宿泊費用保険金
・臨時帰宅・移動費用保険金
・ガソリン配達サービスなど
・事故対応サービス(電話相談など)
乗るピタ! 車両補償、借用自動車の事故時代車費用特約 ・車両搬送費用補償
・事故対応サービス(電話相談など)
・燃料切れ時の給油サービス
ワンデーサポーター 車両補償 ・運搬費用保険金
・修理後搬送費用保険金・修理後引取費用保険金
・臨時宿泊費用保険金
・臨時帰宅・移動費用保険金
・ガソリン配達サービスなど
・事故対応サービス(電話相談など)
ワンタイム保険 車両補償、弁護士費用特約 ・車両搬送費用補償・車両搬送サービス
・緊急時応急対応費用補償・緊急時応急対応サービス
・ガソリン配達サービスなど
・事故対応サービス(電話相談など)

車両補償以外の特約を付帯することができるのは、ちょいのり保険・乗るピタ!・ワンタイム保険です。

弁護士費用特約は1日自動車保険が適用されないようなもらい事故にあったときに役立ち、事故時代車費用特約は万が一事故に遭って車を修理に出さなければいけなくなった場合に役立ちます。

一方、ロードサービスを見ると、充実している1日自動車保険は1DAY保険とワンデーサポーターです。事故に遭った際、車が故障したため電車で帰宅しなければいけなくなった場合や、その日に帰る方法がなく宿泊しなければいけなくなったた場合の費用も補償されます。

加入方法を比較!コンビニ加入かスマホ加入かをチェック

1日自動車保険を加入方法で比較1日自動車保険を加入方法で比較

ここでは、加入方法で比較したい方に向け、各1日自動車保険の加入方法を一覧にして比較していきます。

スマホ コンビニ PC
ちょいのり保険 au、docomo、Softbank、各種格安スマホ ローソン、ミニストップ、ファミリーマート
1DAY保険 docomo、au、Softbank、Y!mobile、UQ mobile セブンイレブン
乗るピタ! au、docomo、Softbank、各種格安スマホ
ワンデーサポーター au、docomo、Softbank、Y!mobile、UQ mobile
ワンタイム保険 docomo

多くの方はスマートフォンから1日自動車保険に申し込むかと思いますが、格安スマホを使っている人にはちょいのり保険か乗るピタ!がおすすめです。

また、コンビニから加入したいという方にはちょいのり保険、1DAY保険が適しています。

PCから加入できるのは乗るピタ!だけとなっています。

加入方法が最も幅広いのはちょいのり保険ですが、補償内容などもあわせて確認し最適なものを選んでみてください。

まとめ:保険は自分に適した条件で選ぼう

今回は、1日自動車保険を保険料、補償内容(特約・ロードサービス)、加入方法で比較してご紹介しました。

1日自動車保険を選ぶ際、とくかく安いものに加入したいという方も多いかと思いますが、補償内容もよく確認してみることをおすすめします。

特に運転に不慣れな方や、しばらく車に乗っていないという方は、車両補償ありプランや、その他の特約が付帯されたプランを検討してみることをおすすめします。

今回ご紹介した内容をもとに、最適な1日自動車保険を選んでみてください。