1日自動車保険を徹底比較
【1日自動車保険】「乗るピタ!」と「ちょいのり保険」を比較!

乗るピタ!とちょいのり保険を特徴を踏まえながら比較解説

親や友達の自動車を借りて少しの時間運転するときでも、自動車保険には加入しておきたいもの。短時間でも加入できる損保ジャパンの「乗るピタ!」で、万が一のときに備えておくことができます。

最近は、乗るピタ!のような1日自動車保険が増えてきており、東京海上日動から「ちょいのり保険」という商品も販売されています。乗るピタ!とちょいのり保険にはどのような違いがあるのかも気になりますね。

そこでこの記事では、乗るピタ!の具体的な補償内容や、ちょいのり保険とどのような違いがあるのか比較していきます。

乗るピタ!の5つの特徴

乗るピタ!の5つの特徴

損保ジャパンの乗るピタ!の主な5つの特徴について見ていきましょう。

乗るピタ!の特徴①:人の自動車を借りて運転するときの自動車保険

乗るピタ!は、自分以外の他の人の自動車を借りて運転する際に加入する自動車保険です。

たとえば、実家に帰省したときに親など家族の自動車を借りて運転したくても、加入している自動車保険では運転者が限定されていて補償対象外となってしまうことがあります。

また、友達の自動車でドライブをするときに運転を代わることがありますが、その際に事故を起こしてしまい友達が加入している自動車保険を使うと、友達の等級が下がり次回の保険料が高額になってしまうため迷惑をかけてしまうことも。

このようなケースで乗るピタ!を契約することで、自分以外の所有者の自動車を運転する際の補償が付けられるのです。

乗るピタ!の特徴②:12時間から申し込み可能

乗るピタ!の申し込みは12時間から契約可能となっています。

他社の1日自動車保険は24時間契約のものが多いですが、12時間で契約できれば自動車を運転する必要な時間だけ契約することができます。

また、1回の申し込みで最長7日間まで契約可能なので、自動車の運転が数日にわたる場合でも一度で契約できます。

乗るピタ!の特徴③:スマートフォンやパソコンから契約できる

乗るピタ!は、スマートフォンやパソコンから手軽に申し込み契約ができるという特徴もあります。

保険の契約というと、保険会社の窓口で手続きをしなくてはならないこともありますが、自宅に居ながらにして契約まで完了することができるため、忙しい人でも加入しやすいです。

乗るピタ!の特徴④:修理費用や代車費用も補償

乗るピタ!には、自動車車両保険なしの「ライトプラン」、自動車車両保険ありの「基本プラン」、自動車車両保険+代車費用特約ありの「安心プラン」の3つのプランがあります。

この中で、最も手厚い補償内容となっているのが「安心プラン」で、事故で自動車が壊れた時の費用や事故でレンタカーが必要になった場合の費用も補償対象となっています。

乗るピタ!の特徴⑤:数人で交代して運転しても補償

旅行やドライブなど、自動車の所有者以外の人が複数人運転をすることがありますが、その場合は乗るピタ!に「臨時被保険者に関する特約」を付けて契約すると、複数人で運転した場合の保障を付けることができます。

乗るピタ!とちょいのり保険を徹底比較

乗るピタ!とちょいのり保険を徹底比較

ここまで、乗るピタ!の主な5つの特徴について確認してきましたが、乗るピタ!はほかの一日自動車保険と契約内容などにおいてどのような違いがあるのか気になる人もいるでしょう。

そこで、東京海上日動のちょいのり保険と乗るピタ!の補償内容について比較しながら確認していきましょう。

乗るピタ!の補償内容

すでに触れましたが、乗るピタ!には3つのプランが用意されており、それぞれ補償内容が次のように異なります。

補償内容 ライトプラン 基本プラン 安心プラン
保険料 800円/12時間、1,000円/24時間 2,150円/12時間、2,700円/24時間 2,800円/12時間、3,500円/24時間
対人賠償責任保険 無制限 無制限 無制限
対物賠償責任保険 無制限 無制限 無制限
対物全損時修理差額費用特約
人身傷害保険 × × 1名につき3,000万円
人身傷害死亡・後遺傷害定額給付金特約 × × 1名につき1,000万円
搭乗者傷害特約 1名につき1,000万円 1名につき1,000万円 ×
自損事故傷害特約 1名につき1,500万円 1名につき1,500万円 ×
借用自動車の車両復旧費用特約 × 300万円(自己負担額15万円) 300万円(自己負担額10万円)
借用自動車のロードアシスタンス特約
借用自動車の事故時代車費用特約 × × 1事故につき5,000円×代車利用日数(30日限度)
臨時被保険者に関する特約 オプション:12時間 +400円、24時間 +500円 オプション:12時間 +1,100円、24時間 +1,350円 オプション:12時間 +1,400円、24時間 +1,750円

ちょいのり保険の補償内容

ちょいのり保険も、乗るピタ!と同様に3つのプランから選ぶことができます。

補償内容 シンプルプラン レギュラープラン プレミアムプラン
保険料 800円/24時間 1,800円/24時間 2,600円/24時間
対人賠償責任保険 無制限 無制限 無制限
対物賠償責任保険 無制限 無制限 無制限
対物超過修理費特約 〇(支払限度額50万円) 〇(支払限度額50万円) 〇(支払限度額50万円)
搭乗者傷害特約 1名につき1,000万円(一時金10万円) 1名につき1,000万円(一時金10万円) 1名につき1,000万円(一時金10万円)
自損事故傷害特約
借用自動車の車両復旧費用特約 × 300万円(自己負担額15万円) 300万円(自己負担額15万円)
ロードアシスト
事故現場アシスト
弁護士費用特約 × ×
臨時被保険者に関する特約 オプション:24時間 +400円 オプション: 24時間 +900円 オプション:24時間 +1,300円

乗るピタ!とちょいのり保険の補償内容を比較すると、補償項目に若干の違いがありますが、おおよそ同様の補償が得られることがわかります。

契約や申し込み方法、サービスの違いは?

では、乗るピタ!とちょいのり保険の、補償内容以外の違いについても見ていきましょう。

当日申し込みはできる?

自動車を今日急に運転することになった場合、当日申し込みが可能かどうかは大切なポイントです。

乗るピタ!もちょいのり保険も、契約プランによっては当日申し込みも可能です。

「ライトプラン(車両保険なし)」のみ、利用当日でも契約できます。
【損保ジャパン:乗るピタ!「ご契約手続き」】
https://faq.sompo-japan.jp/norupita/faq_detail.html?id=45024

<シンプルプランの場合>当日の事前登録・利用申込みが可能です。
【東京海上日動:ちょいのり保険「よくあるご質問」】
https://faq.tokiomarine-nichido.co.jp/faq/show/3268?site_domain=default

乗るピタ!もちょいのり保険も、車両保険の付帯していない一番シンプルなプランのみ当日の申し込みでも契約可能となっています。

コンビニで申し込み契約できる?

自動車保険をコンビから申し込んで契約まで完了できるかどうかについては、乗るピタ!とちょいのり保険とでは対応が異なります。

乗るピタ!ではコンビニでの申し込みには対応しておらず、スマートフォンやパソコンからの申し込みのみとなります。

コンビニで申し込みできますか?
いいえ、できません。お申込みの手続きができるのはインターネットのみです。
【損保ジャパン:乗るピタ!「ご契約手続き」】
https://faq.sompo-japan.jp/norupita/faq_detail.html?id=45107

一方、ちょいのり保険ではコンビニからの申し込みにも対応しています。

Q.保険料はコンビニ店頭で支払えますか?
<コンビニエンスストア「ローソン」「ミニストップ」「ファミリーマート」をご利用いただく場合>はい、できます。
【東京海上日動:ちょいのり保険「よくあるご質問」】
https://faq.tokiomarine-nichido.co.jp/faq/show/758?site_domain=default

ただし、スマートフォンやパソコンから申し込んだ場合は、コンビニ支払いはできずクレジットカード決済となります。

自動車保険に加入する際の割引サービスはある?

乗るピタ!やちょいのり保険といった一日自動車保険を利用した人を対象に、通常の自動車保険に加入する際に割引サービスが設けられていることがあります。

乗るピタ!には割引サービスが設けられていませんが、ちょいのり保険には最大20%割引になるサービスが設けられています。

Q.乗るピタ!利用による任意保険の割引はありますか?
A.いいえ、ありません。
【損保ジャパン:乗るピタ!「商品・補償内容」】
https://faq.sompo-japan.jp/norupita/faq_detail.html?menu=&category=&id=45118

ちょいのり保険(1日自動車保険)の利用履歴があるお客様は、新たに東京海上日動の自動車保険を契約する際、「1日自動車保険無事故割引」を適用できる場合があります。(中略)最大で20%割引となります。

【東京海上日動:「1日自動車保険無事故割引」の概要】
https://www.tokiomarine-nichido.co.jp/service/auto/ichinichi/column/content_13.html

このように、乗るピタ!とちょいのり保険には、申し込みや契約の仕方、サービスにおいて違いがあることがわかります。

まとめ

損保ジャパンの乗るピタ!は、12時間から契約可能な自動車保険で、家族や友達など自分以外の人が所有者となっている自動車を運転する際に活用できるものです。

3つのプランから安心できるものを選び、スマートフォンやパソコンから契約できるので利便性が高いです。

なお、東京海上日動のちょいのり保険と比較すると、各プランごとの補償内容はおおむね同様ですが、細かいサービス内容において異なる点があるため、契約する際には内容をしっかり比較検討して加入することをおすすめします。