1日自動車保険の基礎知識
1日自動車保険に当日加入する際の注意点

1日自動車保険を当日申し込みで利用する際の注意点

人から借りた車を運転する際の事故リスクに備えることができる1日自動車保険は、500円~800円程度の手頃な保険料で1日単位から加入することができます。

通常、「保険」といえば加入後に審査などが行われるため、保険開始期間まで数週間かかるのが一般的です。

しかし、1日自動車保険の場合は申し込んだ当日から保険期間が開始され補償が適用されるため、車を運転する当日に申し込めば問題ありません。

ただし、「車両補償あり」のプランだけは当日ではなく最低1週間前に事前登録が必要なので、注意が必要です。

この記事では、1日自動車保険に当日に加入する際の方法や、絶対に知っておきたい注意点を解説。

これから1日自動車保険を利用する予定のある方は、ぜひ参考にしてみてください。

1日自動車保険は車を運転する当日に加入できる

1日自動車保険は、借りた車を運転する当日に加入すれば、その日から保険期間が開始されます。

加入申し込み手続きさえきちんと行えば即日で補償が適用されるため、急に人の車を運転することになっても安心です。

加入方法も、スマホもしくはコンビニから契約~保険料支払いまで当日に全て完結できるため、わざわざ保険会社の店舗に出向く必要もありません。スマホを利用すれば、当日たった数分で保険料支払いまで全て完了します。

1日自動車保険を当日に利用するまでの流れ

1日自動車保険当日に利用する際、ほとんどの保険商品では下記の流れに沿って手続きを行います。

  1. スマホで事前登録(お客さま情報登録)を行う。
    ※コンビニ申し込みが可能な1日自動車保険は、コンビニでも当日に事前登録が可能。
  2. 事前登録後、スマホもしくはコンビニから1日自動車保険の利用申込みをする。
  3. 保険料を支払い、契約成立。
    (スマホの場合は、クレジットカードもしくは携帯使用料金と合算。コンビニの場合はレジで現金支払い)

この3ステップだけで、1日自動車保険当日に利用することが可能。

ただし、選択するプランによっては事前登録~保険料支払いを当日に行っても補償が適用されないものがあるため、注意が必要です。

この注意点について、詳しく見ていきましょう。

注意!「車両補償ありプラン」は1週間前に事前登録が必要

ほとんどの1日自動車保険では、補償プランが大きくわけて2種類用意されています。

車両補償無しプラン
車両補償(借りた車が事故に遭った場合の修理費補償)が含まれていないプラン。保険料が安く500円~800円程度。スタンダード、エコノミー等と呼ばれる。
車両補償ありプラン
車両補償が含まれているプラン。免責金額の違いによって、車両補償ありプランの中でも「免責金額15万円」「免責金額10万円」などを選べる場合がある。

この2種類のうち、「車両補償ありプラン」に申し込みをしたいと考えている方は、保険適用期間に関して注意が必要。

当日に手続きをして保険料を支払えば補償が適用される1日自動車保険ですが、「車両補償ありプラン」だけは少なくとも1週間前に事前登録を済ませておく必要があるのです。

これは、ほとんど全ての1日自動車保険で適用されているルールです。車両補償をつけて、当日に事前登録から手続きを始めてすぐに補償開始される保険商品は現在ありません。

この点を忘れてしまうと、車を運転する当日必要な時に必要な補償を得られないということになってしまいますので、必ず覚えておきましょう。

なお、1週間前に済ませておかなければいけないのは「事前登録まで」です。

事前登録をしてさえいれば、利用申込み・保険料支払いは借りた車を運転する当日でも問題ありません。

事前登録の段階では特に料金が発生することはないため、急に車両補償ありプランへ変更する事態も考えて、早めに事前登録を済ませておくことをおすすめします。

コンビニで申し込む場合、2回目以降から当日加入が可能

スマホではなく、コンビニで1日自動車保険の申し込み手続きを全て行う場合、車両補償プランありで当日加入が可能なのは「1日自動車保険を利用するのが2回目以降の場合」のみです。

初めて1日自動車保険を利用する場合には、コンビニから申し込み手続きをした日より8日目以降にしか利用開始日(保険期間開始日)を設定することができません。

コンビニを利用する場合、特に初めて利用する方は7日間前に申し込みが必要な点に注意して下さい。

なお、車両補償なしプランを選ぶ場合には、初回の場合でも当日の手続き~保険料支払いでその日から補償が適用されます。

1日自動車保険の申し込み方法~スマホもしくはコンビニ~

ここからは、1日自動車保険の申し込み方法について、必要な書類等を挙げながら詳しく解説していきます。

保険商品によって加入方法が異なる

1日自動車保険は、保険商品によって利用できる加入方法が異なります。

ここでは、主要な1日自動車保険商品の加入方法をまとめました。

1日自動車保険 スマートフォン 携帯・PC コンビニ
1DAY保険 ドコモ / au / ソフトバンク / Y!mobile / UQmobile × セブン-イレブン
ちょいのり保険 ドコモ / au / ソフトバンク / 各種格安スマホ PCから可能 ローソン、ミニストップ
ワンデーサポーター ドコモ / au / ソフトバンク / Y!mobile / UQ mobile × ×
乗るピタ! 特に指定なし 携帯・PCから可能 ×
ワンタイム保険 ドコモ ドコモの携帯(spモード) ×

保険商品によっては、利用できるスマホのキャリアに制限があるものがあるため、注意して下さい。

1日自動車保険申し込みの手順

1日自動車保険の申込みの手順は先程も簡単に解説しましたが、ここで改めて確認していきましょう。

スマホの場合

  1. 1日自動車保険の公式サイトから、「事前登録(お客さま情報登録)」を行う。この時、運転者本人の運転免許証番号等の情報が必要。
  2. 事前登録が終わってから、1日自動車保険の「利用申込み」を行う。借りる車の情報や保険期間を設定する。
  3. 利用申込みが完了し、手元に申し込み完了のメールが届けば契約完了

車両補償なしプランは上記の手順で当日から保険期間開始、車両補償ありプランは①の手順を車を運転する7日前には済ませておく必要があります。

なお、スマホの場合、保険料の支払いはクレジットカードもしくはスマホの月額利用料金のと合算で支払うことになります。

コンビニの場合(1DAY保険、ちょいのり保険のみ)

  1. 1日自動車保険の公式サイトから、「ネット予約」を行う。この手順は行わなくても良いが、やっておくとコンビニでの作業が少なくなる。
  2. コンビニの店頭端末(マルチコピー機、Loppi等)から手続きを行う。
    ネット予約をした方は、1DAY保険の場合は「保険→1DAY保険→ネット予約登録サービスを利用されたお客さま」を選択。
    ちょいのり保険の場合は、Loppiの「各種番号をお持ちの方」もしくは「専用コードをお持ちの方」から手続きを開始。
  3. ネット予約をしていない方は、それぞれ各種サービスの中から「保険」を選択し、1日自動車保険を選んで画面の指示に沿って情報を入力する。この時、運転免許証番号や借りる車の情報が必要。
  4. 手続きが完了したら、申込券が発券されるのでレジで保険料を支払い、契約完了。

車両補償なしプランは上記の手順で当日から保険期間開始、車両補償ありプランは上記の手順を車を運転する7日前には済ませておきましょう。

なお、コンビニで1日自動車保険を契約するのが2回目以降の場合は、上記の手順で車両補償プランでも当日から補償が適用されます。

また、レジでの保険料支払いは現金となるため、注意して下さい。

申込時に必要な情報

スマホでもコンビニでも、1日自動車保険の事前登録や利用申し込みの際には下記の情報が必要になります。お手元に運転免許証などを用意の上、手続きを行いましょう。

  • 氏名、生年月日、電話番号、住所、メールアドレス
    (初回の事前登録のみ必要)
  • 運転者本人の運転免許証番号、運転免許証有効期限
    (初回の事前登録のみ必要)
  • 借りて運転する車の登録情報
    (ナンバープレートの情報)

まとめ:当日でも気軽に契約可能。ただし車両補償有りは事前に準備しよう

今回は、1日自動車保険当日に契約して利用する方法を解説してきました。

1日自動車保険は当日加入で利用することができますが、車両補償ありプランの場合は注意が必要です。車両補償ありの場合、「事前登録」を最低7日以上前に済ませておかなければいけません。

事前登録さえしておけば、あとは車を運転する当日に利用申込み・保険料支払いを行って保険期間開始となります。

事前登録の段階では保険料は発生しないので、車を借りて運転する予定のある方は早めに済ませておくと安心でしょう。

また、1日自動車保険はスマホもしくはコンビニから当日加入できるなど、保険商品ごとにそれぞれ加入方法が異なります。

自分に適した方法で加入できる保険商品を選んでみて下さい。

次のページで、主要な1日自動車保険の加入方法や保険料、補償内容などを比較してまとめていますので、最適な保険商品を選ぶ参考にしてみてください。

1日自動車保険の比較は次のページで