1日自動車保険の基礎知識
自分の車は1日自動車保険の補償対象外

自分の車は1日自動車保険の補償対象外

自分の車は1日自動車保険の補償対象外

自分の車は、1日自動車保険の対象にはなりません。

1日自動車保険は「他人の車の運転」が補償対象

1日自動車保険(1日保険)は、1日単位で加入することができる自動車保険を指します。

最近ではネットやコンビニから当日すぐに加入できる保険商品も増えており、友人の車で旅行に行ったり、実家に帰ったときにちょっと運転する等の際に利用する方も多いでしょう。

そんな1日自動車保険ですが、「自分の車も補償の対象になるのか?」という声を聞くことが多くあります。1日自動車保険は保険料も安いため、自分の車を買ったは良いがあまり運転する機会がないという人などが、保険代を浮かせる手段として検討しているのでしょう。

しかし、先に結論を言うと、自分の車は1日自動車保険の補償の対象にはなりません。

1日自動車保険は、自分が他人の車を運転している際に事故にあった場合に備えるもの。そのため、自分の車に保険をかけるには、年単位で加入する一般的な自動車保険を選ばなくてはいけません。

また、注意点として、1日自動車保険は配偶者名義の車を運転する場合も補償の対象外となります。たとえば、妻が夫名義の車を借りて運転する際には1日自動車保険は適用されません。

ドライバー保険も自分の車は加入できない

1日自動車保険(1日保険)とよく似た自動車向けの保険として、「ドライバー保険」というものがあります。

ドライバー保険も、他人の車を運転するケースが補償の対象。よって、こちらもやはり自分の車に適用することができません。

ドライバー保険は、基本的に契約期間が1年。1日自動車保険と比べると、保険期間が長いです。そのため、「自分の車は持っていないけれど、月に数回誰かに車を借りてドライブに行く」といった人に向いている保険です。

自分の車にかける場合は普通の「自動車保険」へ

さて、では自分の車に保険をかけたい場合にはどうすれば良いのでしょうか。

自己所有の車を補償の対象とするには、1日自動車保険ではなく普通の自動車保険に加入するのがベストです。

もともと、自分の車を購入したときには強制的に「自賠責保険」に加入することになります。しかし、自賠責保険で補償されるのは、相手がケガをした場合、もしくは死亡した場合のみ。

相手の車の修理費用や、自分自身のケガ、自分の車の修理費用などは補償されません。

このような自賠責保険だけでカバーできない補償内容を補うのが、任意で加入する自動車保険になります。

自動車保険に契約する際に検討すべきおすすめの特約

自動車保険は、主に下記の3つの補償が付加されています。

人への補償
対人事故の相手(対人賠償保険)や、自分、同乗者に対する補償(人身傷害保険・搭乗者傷害保険)。基本補償として付帯される。

車、物への補償
契約した自分の車に対する補償(車両保険)、または、事故によって損害を与えた相手の車や物に対する補償(対物賠償保険)。基本補償として付帯される。

その他の補償
ロードサービス(レッカー代・臨時宿泊費等)や弁護士費用など、様々な費用を補償。

特約となっているケースが多く、基本補償に上乗せして保険料がかかる。

一般的な自動車保険であれば、人・車・物への補償は基本補償として備わっています。そのため、多くの人は特約として付加する「その他の補償」について悩むことが多いでしょう。

ここでは、付加を検討しておいた方が良いおすすめの特約を紹介します。

弁護士費用特約

弁護士費用特約とは、自動車保険の契約者やその家族、契約している車両に乗車している人が自動車事故に巻き込まれた際、相手に損害賠償請求を行う場合に負担する弁護士費用を補償してくれるものです。

例えば、自分の車がもらい事故にあい、相手方に過失があるのに賠償金を払ってくれない場合には、訴訟を起こす可能性もあるでしょう。そのような場合に依頼する弁護士費用を保険でまかなうことができます。

また、双方に過失がある事故でも、示談や賠償金の決定で揉めてしまうケースも珍しくません。このような際にも、弁護士費用特約があればお金の心配をせずに弁護士に相談することができるでしょう。

他車運転特約(他車運転危険補償特約)

他車運転特約とは、自分が友人から借りた車やレンタカーなどの他人の車で事故を起こし賠償責任が発生した場合に、自分が契約している自動車保険から補償を受けることができるものです。

友人の車で事故を起こしたとき、もし友人が加入している自動車保険を使って車の修理代や損害賠償金などの保険金を受け取った場合には、友人の自動車保険の等級がさがってしまいます。そうすると、今後友人が支払う保険料が高額になってしまい、大きな迷惑がかかることに。

このようなことを避けるために1日自動車保険に加入をする方が多いのですが、1日自動車保険に入らなくても、自分の自動車保険に他車運転特約を付加させておけば問題ありません。

ただし、「他人の車」は自分の配偶者や同居親族などは他人に含まれないため、注意しましょう。

運転者限定特約

運転者限定特約とは、自分の車に自動車保険をかける際、保険の補償対象を本人や配偶者のみに限定することで、保険料を抑えることができるもの。

保険料をできるだけ抑えたいという人におすすめです。また、補償対象の範囲は契約中に変更が可能なケースがほとんどなので、適宜条件を見直して運転者の設定を変更すると良いでしょう。

1日自動車保険に加入実績がある人は割引があることも

今回説明してきたように、自分の車を運転する際には1日自動車保険に加入することはできません。自分の車を買ったときには、まず自賠責保険に必ず加入、それから任意で自動車保険に加入という流れになります。

1日自動車保険でなるべく保険料を抑えたかったという人には残念かもしれませんが、自動車保険を検討しましょう。

ここで知っておきたいポイントとして、過去に1日自動車保険の加入実績がある人は、自分の車を購入して自動車保険に加入する際、所定の条件のもと自動車保険の保険料が割引になるサービスがあります。

これは、1日自動車保険も通常の自動車保険もどちらも扱っている保険会社で見られることが多いです。割引の例として、三井住友海上の自動車保険を見てみましょう。

三井住友海上の自動車保険の割引条

  • 三井住友海上の1日自動車保険「1DAY保険」の契約回数が通算して5回以上、かつすべての契約について事故が発生していない
  • 自動車保険の記名被保険者が、1日自動車保険「1DAY保険」の記名被保険者と同一である
  • 自動車保険に契約する車の用途車種が自家用8車種であること

1DAY保険加入者の割引率

1日自動車保険無事故割引
新契約等級6等級(S)7等級(S)
契約回数
5~9回以下
8%2%
10~19回以下15%4%
20回以上20%5%

このように、1日自動車保険をよく利用していた人は、自分の車を自動車保険に加入させる際に一定の割引を受けられることがあります。

少しでも保険料の負担を減らしたいという方は、自分の1日自動車保険の利用実績を確認して、割引が適用される保険会社の商品を選択することも1つの手と言えるでしょう。