当日も申込み可能な1日自動車保険だけど
注意したい1日自動車保険の当日契約
1日自動車保険は、他人の車を借りて当日運転することになった場合も利用可能なので非常に便利な商品として人気があります。
スマホから簡単に契約できるだけでなく、保険料も毎月の携帯電話料金と一緒に引き落しされるので決済情報の入力もありません。
しかも保険料は1日500円からと学生でも手軽に加入できる割安価格。
通常の自動車のように1年間契約ではなく、1日単位から加入できるのも余計なお金を払わなくて良いので経済的ですよね。
そんな便利な1日自動車保険ですが、当日に申し込むのはちょっと注意しておきたいポイントもあります。
そこで今回は当日に申し込む際に気をつけたい主な事項について解説していきます。
手持ちのスマホから申し込みできる?
まず、1日自動車保険の魅力はスマホから簡単に申し込み可能なことです。
これは、何でもスマホで済ませてしまう若い世代へのアピールに成功し、学生を中心に大きく契約件数を伸ばす要因となりました。
ただし、残念ながらすべてのスマホから申し込むことはできません。
ほとんどの1日自動車保険はソフトバンク、au、ドコモといった大手携帯電話会社3社に限定されています(※一部ワイモバイルも可)。
つまり、格安スマホを利用している場合は携帯電話からの申込みができないので注意が必要です。
それでもいきなり他人の車を借りて運転することになり、当日中に申し込みが必要なケースも多いかと思います。
そんなときのおすすめ対処法は下記2パターンとなります。
①コンビニから申し込む
1日自動車保険のなかで「1DAY保険」および「ちょいのり保険」の2商品は、スマホ以外にもコンビニからの申込みが可能です。
自分のスマホから申し込めない場合でも、セブンイレブン・ローソン・ミニストップがあれば店頭端末を使って申し込めるので当日中に1日自動車保険が必要な場合はいずれかのコンビニを探しましょう。
コンビニは各地に店舗があるので、比較的容易に見つけることができるので知っておくといざという時に安心です。
1DAY保険 | セブンイレブン |
---|---|
ちょいのり保険 | ローソン、ミニストップ |
②損保ジャパン日本興亜の「乗るピタ!」を選ぶ
近くにコンビニがない、あるいは他人の車を運転する時間が迫っているという緊急事態でも1日自動車保険の加入を諦める必要はありません。
2019年から販売されている「乗るピタ!」ならインターネット環境があれば、スマホでもPCでも端末に関係なく申し込み可能です。
これならガラケーしか持っていない人でも1日自動車保険に加入するハードルが低くなりました。
大手携帯電話会社3社のスマホがない、およびコンビニが近くにないといった場合は「乗るピタ」で当日の1日自動車保険利用に対応しましょう。
借りる車は保険対象であるか
1日自動車保険は自分以外の車を借りて運転する際に利用できると思っていませんか?
確かに他人の車を借りて運転するための保険商品ですが、なかには補償対象外となっている車もあるので注意しましょう。
当日急に1日自動車保険を利用しようとして保険対象外だったらショックですよね。
自分が運転する車は保険の対象かどうか、しっかりと確認しておきましょう。
1日自動車保険の補償対象外の主な車
配偶者名義の車 | 妻や夫の車は対象外 |
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法人名義の車 | 営業車を含め会社の車は対象外 |
レンタカー | レンタカーは保険付きのプランが多い |
車検切れの車 | 借りる車はちゃんと車検しているか注意 |
高級自動車 | スーパーカーなど保険会社が指定する高級車は対象外 |
重要事項説明書は確認した?
保険はいざという時に保険金という金銭的サポートが受けられる分、仕組みは複雑で免責事項なども設けられています。
加入者が知らなかったという事態を避けるため、保険会社からは重要事項説明書の確認が求められます。
しかし、重要事項説明書はトラブル回避のために細かく記載されており、とても当日の短時間で読んでしまえる量ではありません。
前もって1日自動車保険を契約済ませておき、重要事項説明書に確認しておくことが重要です。
当日中に1日自動車保険を契約する際も重要事項説明書を確認したことに同意すれば利用可能ですが、確認漏れなどがあった場合は勘違いにより補償が受けられないこともあるので注意しておきましょう。
車両保険が付帯できない
1日自動車保険は1日500円と保険料が安いイメージがありますが、これは車両保険なしのプランです。
車両保険を付帯させると1日保険料は1500円から1800円くらいまで値上がりしてしまいます。
しかし、他人の車を借りて運転中に車を損傷させてしまった場合、相手の保険を使って修理費用等を工面するのは申し訳ないですよね。
自動車保険を使ってしまうと翌年度の等級が下がってしまい保険料が値上がってしまい迷惑をかけてしまいます。
特に、1日自動車保険を利用する人のなかには自分でクルマを所有しておらず、帰省の際に親の車を借りて運転する人も多いです。
この場合、運転に慣れていないため事故を起こす確率も高いのが現実。
1日500円の保険料で対人・対物無制限と事故の被害者への対応は十分ですが、あくまで他人の車を借りて運転することになるので、最低限のマナーとして車を傷つけた場合の費用は自分で対応できるよう車両保険に付帯しておいたほうが良いと思います。
ただし、どこの1日自動車保険に車両保険は保険開始日から7日以上前の契約でないと付帯できません。
つまり、1日自動車保険に車両保険を付帯するためには1週間前に申し込みを済ませておく必要があるとうことです。
当日、いきなり1日自動車保険を利用する際は、車両保険が付帯できないことを覚えておきましょう。