1日自動車保険は、1日500円~800円から加入できる短期型の自動車保険。両親の車や友人の車を借りて運転する際に手軽な保険料で万が一に備えられるため、若い世代の方に大きな人気を集めています。
当サイト「1日自動車保険比較ランキング」では、1日自動車保険の基礎知識や、各保険会社から販売されている商品の口コミ・評判を紹介。
また、保険料や補償内容などの項目別に1日自動車保険を比較し、ランキング形式で紹介しています。
皆さんの1日自動車保険選びの参考に、ぜひお役立て下さい。
1日自動車保険おすすめ比較ランキング
1日自動車保険は、どの保険商品でも基本的な対人・対物補償の保険金額は同程度です。
大きな違いは、付帯するロードサービス・特約の充実度。それに合わせて、保険料も変わります。
また、保険商品は3大キャリア(au、ドコモ、ソフトバンク)のスマホからのみ申し込み可能とされることが多いですが、保険商品によってはコンビニから加入可能、または格安スマホ・パソコンからもOKという場合があります。
こういったことを踏まえると、どの1日自動車保険が良いのか比較する際には
- ロードサービス・特約の手厚さ
- 保険料の安さ
- 加入する際の利便性の良さ(コンビニ・格安スマホ加入から加入できるか)
の3つで比較し、自分のニーズに合った1日自動車保険を選ぶのがおすすめです。
当サイトでは、この3つの項目別に1日自動車保険を比較してランキングにまとめました。
項目別おすすめ比較ランキング
事故対応の充実度はNo.1! |
弁護士特約を付帯可能! |
充実したロードサービスが魅力! |
半日だけの補償もOK! |
最安保険料500円! |
最安保険料500円! ドコモの携帯・スマホのみ申込可能 |
1DAY保険
ちょいのり保険

車両補償なし | スタンダード (車両補償あり) | プレミアム (車両補償あり) |
---|---|---|
500円 | 1,500円 | 2,100円 |
加入方法
コンビニ | ローソン、ミニストップ、ファミリーマート |
---|---|
スマホ | au、docomo、Softbank、各種格安スマホ |
パソコン | 可 |
ポイント
乗るピタ!

ライト (車両補償なし) | 基本 (車両補償あり) | 安心 (車両補償あり) |
---|---|---|
500円 (半日400円) | 1,500円 (半日1,200円) | 2,000円 (半日1,600円) |
加入方法
コンビニ | 不可 |
---|---|
スマホ | au、docomo、Softbank、各種格安スマホ |
パソコン | 可 |
ポイント
ワンデーサポーター
ワンタイム保険
1日自動車保険とは

1日自動車保険とは、家族や友人など他人の車を運転する際に加入できる自動車保険です。
補償期間は1日単位で設定され、保険料も500円~800円程度と手頃な料金で加入することが可能。
スマホはもちろん、コンビニからも簡単に申し込みをすることができ、申し込み当日から補償が開始されるため、友人とのレジャーや実家に帰省した際の運転などにぴったりです。(※)
自分の車を運転する際には必ず自賠責保険に加入をする必要がありますが、人の車を借りて運転する際には保険加入を見落としがち。
貸し主が自動車保険に加入している場合には、借りて運転している最中に事故が起きても補償がおりることもありますが、保険の設定によっては補償が適用されない場合もあります。
そういったことを考えると、他人の車を運転する場合には万が一に備えて1日自動車保険に加入し、最低限の補償だけでもかけておくことが重要です。
※「車両補償」が付帯された1日自動車保険に加入する場合には、最低7~8日以前に1日自動車保険申し込みをしておく必要があります。
補償内容は対人・対物に対する損害賠償、搭乗者の傷害補償
1日自動車保険の補償内容は、一般的な自動車保険と大きく変わりません。
- 事故にあった際の対人・対物に対する損害賠償の補償
- 搭乗者(運転者・同乗者)が負う傷害に対する補償(自損事故含む)
以上の2つが基本の補償内容で、どんな1日自動車保険にも備えられています。
また、1日自動車保険の大きな特徴として、選択するプランに応じて車両補償を付帯させることも可能です。
車両補償とは、事故にあった際に自分が運転していた車が負った損傷を修理する費用を補償するもの。1日自動車保険に車両補償をつけなければ、自分が運転する車の修理費用は全て自己負担になります。
車両補償をつければ、免責金額(10万~15万円)を除いた分の修理費用が所定の上限金額内で補償されますが、その分1日あたりの保険料が高額になります。
多少金銭的な負担が増えるとはいえ、運転に不安のあるペーパードライバーの方などは、なるべく1日自動車保険に車両補償をつけて補償を手厚くしておくことがおすすめです。
1日自動車保険で補償される内容
対人賠償責任保険 | 借りた車の運転中の事故等によって他人を死亡・後遺障害・ケガを負わせた場合、法律上の損害賠償金について補償する。ただし、契約が加入している自賠責保険などから支払われる金額を除く。 |
---|---|
対物賠償責任保険 | 借りた車の運転中の事故等によって他人の財物に損害を負わせた場合、法律上の損害賠償金について補償する。ただし、契約が加入している自賠責保険などから支払われる金額を除く。 |
対物超過修理費特約 | 対物賠償責任保険が適用されるケースで、事故の相手方の車の修理費が時価額を超え契約者が差額を負担する場合、所定の金額について補償する。 |
搭乗者傷害特約(一時金払) | 借りた車の運転中の事故等によって搭乗者(運転者・同乗者)が死亡・後遺障害・ケガを負った場合、所定の金額が支払われる。 |
自損事故傷害特約 | 借りた車の運転中に自損事故を起こし、乗者(運転者・同乗者)が死亡・後遺障害・ケガを負った場合、所定の金額が支払われる。 |
ロードアシスト | 借りた車の運転中に事故を起こした場合、自分の車の搬送費用(レッカー代など)が補償される。また、ガス欠時のガソリン配達、パンク時のスペアタイヤ交換などもある。 |
車両補償 | 借りた車の運転中の事故によって、乗車していた車に損害が生じた場合、修理もしくは買い替えのために発生した費用について補償する。免責金額が10万円~15万円ほどで設定されていることがほとんど。 |
補償の対象は「他人の車に乗っているときの事故」
1日自動車保険の対象は、原則として「自己所有ではない自家用乗用車を運転する場合」です。
ここでいう自家用乗用車とは、普通乗用車・小型乗用車・軽四輪乗用車。キャンピングカー、バイク・スクーターなどの2輪車は対象ではありません。
1日自動車保険には、補償の対象外となってしまう条件がいくつか設定されているため、加入前に必ず確認しておきましょう。主な条件は、下記のとおりです。
1日自動車保険の対象外となる条件
- 本人名義の車を運転する場合
- 妻名義、夫名義といった、名義人が配偶者の車を運転する場合
- レンタカーを借りて運転する場合
- 原付・バイクといった、二輪車を借りて運転する場合
- 法人名義の社用車を運転する場合(一部例外あり)
- 車検切れや、登録が抹消されてるの車を運転する場合
- 実在しない車を運転する場合
- 高級車を運転する場合
様々な条件はありますが、1日自動車保険は「友人・知人・配偶者を除く家族などが所有する一般的な自家用車を運転する際に使える」覚えておくと良いでしょう。
複数名で運転するなら「臨時被保険者特約」がおすすめ
1日自動車保険は、基本的に借りた車を運転する本人が加入をする必要があります。
しかし、もし借りた車を複数人で運転する場合には、運転車全員がそれぞれ加入するのではなく1日自動車保険の「臨時被保険者特約」を利用するのがおすすめです。
臨時被保険者特約とは、メインとなる被保険者(記名保険者と称されます)の他に、所定の人数を上限に臨時被保険者を追加で指定できる制度。
臨時被保険者が増える分だけ1日自動車保険の保険料も増加しますが、保険料が割引になるため、運転者全員がバラバラに1日自動車保険に契約するよりもお得になるのです。
たとえば、東京海上日動から販売されている1日自動車保険「ちょいのり保険」の臨時被保険者特約の料金を見てみましょう。
車両補償なし | スタンダード (車両補償あり) | プレミアム (車両補償あり) | |
---|---|---|---|
1人目の保険料 (記名保険者) | 500円 | 1,500円 | 2,100円 |
2人目の保険料 (臨時被保険者) | 250円 | 750円 | 1,050円 |
合計 | 750円 | 2,250円 | 3,150円 |
ただし、ほとんどの1日自動車保険では臨時被保険者の人数は最大3名まで等の制限があることがほとんどなので、注意が必要です。
7日間まで連続加入可能。最短当日から補償適用
1日自動車保険に契約すると、その日のうちから24時間のあいだ補償が適用されます。
1日自動車保険は1日単位で保険料が発生しますが、申し込みの際には最高7日間まで契約を結ぶことが可能です。
8日以上の補償を得たい場合には、複数回に分けて申し込みましょう。
加入手続きの簡単な流れ
1日自動車保険は、スマホもしくはコンビニから加入手続き~保険料支払いまで完了させることができます。
どんな保険商品も、加入手続きの流れはおおよそ下記のとおりです。
- 初めて1日自動車保険を使う方は、事前登録(お客さま情報の登録)を行う。その際、自分の氏名や住所、運転免許証番号などの情報が必要。
- 事前登録が終わってから、1日自動車保険の利用申込みを行う。借りる車の登録情報(ナンバープレート)を入力し、補償プランや保険期間などを選ぶ。
- 最後に、保険料を支払って契約完了。
コンビニから加入できる保険商品の場合、①~③まですべてコンビニの店頭端末で行うことができます。
1日自動車保険を2回目以降に使う場合には、①の事前登録手続きは必要ありません。
なお、保険料の支払いは、コンビニの場合にはレジで現金支払い、スマホの場合はクレジットカードもしくは携帯の月額使用料金と合算で支払うというかたちになります。
注意!自分が所有している車は補償の対象外

先程も説明しましたが、1日自動車保険は「他人の車」を運転する際に加入できるものです。
自分で所有している車、もしくは配偶者が所有している車は1日自動車保険の補償対象外となります。
ここで注意をしたいのが、「自分で所有している」車であれば、名義人が他人であっても対象外となる点です。
たとえば、人から車を譲り受け、名義人を変更せずに乗車する場合。
車を購入する際には必ず所有権の所在を示す「名義人」を登録することになります。名義人は後から変更することができますが、他人からもらった車の名義人を変更せず、そのまま乗る場合もあるかもしれません。
この場合、車の名義人は自分ではありませんが、実質的な所有者は自分になります。そのため、1日自動車保険の対象にはなりません。
こういった場合は、1日自動車保険ではなく自己所有の車として一般の自動車保険に加入しましょう。
車両保険を付帯するなら最低7日前に事前登録が必要
また、1日自動車保険にはもう1つ注意点があります。
1日自動車保険は申し込んだ当日から補償が適用される利便性が特長ですが、車両保険付き(車両補償付き)のプランを選択する場合は、保険期間を開始させたい日から7日前までに「事前登録」を済ませておかなければいけません。
事前登録は初めて1日自動車保険を利用する際に行う手続きですが、実際に車を運転する日から少なくとも一週間まえに完了させておきましょう。
事前登録さえ済んでいれば、利用申込みと保険料の支払いは車を運転する当日で問題ありません。
また、2回目以降に1日自動車保険を利用する方は、事前登録はすでに済んでいるので、車両保険付きのプランを選ぶ場合でも当日の利用申し込みで大丈夫です。
事前登録の段階ではまだ保険の契約や保険料の支払いは発生しないので、1日自動車保険を利用する予定のある方はなるべく早めに事前登録だけ済ませてしまうことをおすすめします。
コンビニ(セブンイレブン・ローソン)からの契約方法

1日自動車保険の大きなメリットは、手軽な料金ですぐに加入できる点。コンビニからでも店頭端末の操作だけで加入申し込みを完了できるため、クレジットカードやスマホ決済以外で保険料支払いをしたい方も安心です。
コンビニから加入できる1日自動車保険は、下記の2つがあります。
1日自動車保険の種類 | ちょいのり保険 | 1DAY保険 |
---|---|---|
加入可能なコンビニ | ローソン、ミニストップ(※) | セブン-イレブン |
※ちょいのり保険は、ローソン、ミニストップの他に、ファミリーマートでも保険料支払いができます。しかし、ファミリーマートを利用する際には、必ず事前にスマホから申し込み登録をしてから、レジ店頭で保険料支払いをすることになります。
ファミマの店頭端末ではちょいのり保険の申し込みができないため、注意してください。
au・ドコモ・ソフトバンク、格安スマホからも加入可能
1日自動車保険は、スマホや格安スマホからでも簡単に加入することが可能。
ただし、保険商品によっては3大キャリア(au・ドコモ・ソフトバンク)のスマートフォンからのみ申込可能などの制限があるため、事前によく確認しておきましょう。
1日自動車保険では、保険料の支払いをスマホの月額利用料の支払い時に合わせて請求する方法をとっている保険会社が多いため、スマホ決済サービスを備えた3大キャリアが指定されることがあるためです。
しかし、1日自動車保険によってはその他の格安スマホやパソコンから加入できるものも。この場合、保険料の支払いはクレジットカードになります。
下記の表に、主な1日自動車保険の申し込み方法をまとめました。
1日自動車保険 | 携帯・PC | スマートフォン |
---|---|---|
1DAY保険 | × | ドコモ / au / ソフトバンク / Y!mobile / UQmobile |
ちょいのり保険 | PCから可能 | ドコモ / au / ソフトバンク / 各種格安スマホ |
ワンデーサポーター | × | ドコモ / au / ソフトバンク / Y!mobile / UQ mobile |
乗るピタ! | 携帯・PCから可能 | 特に指定なし |
ワンタイム保険 | ドコモの携帯 (spモード) | ドコモ |
Y!mobileやUQ mobileは、月々の利用料金と合わせて金額を請求できる決済サービスを備えている場合に利用可能です。
1日自動車保険を利用していると自動車保険が割安に

1日自動車保険を多く利用している方は、将来自分の車を持ち一般の自動車保険に加入する際、保険料の割引を受けられることがあります。
たとえば、東京海上日動の1日自動車保険「ちょいのり保険」を見てみましょう。
1日自動車保険を所定の回数利用し、なおかつ無事故でいた場合、東京海上日動の自動車保険に加入をした後に下記の表の通り割引を受けられます。
ちょいのり保険の 利用日数 | 無事故割引率 | |
---|---|---|
6等級(S) | 7等級(S) | |
5~9日 | 8% | 2% |
10~19日 | 15% | 4% |
20日以上 | 20% | 5% |
1日自動車保険を利用する方の大半は、まだ自分で車を所持していない若い人です。
もし将来的に車を持つつもりがある方は、1日自動車保険を有効活用して保険料をお得に抑えることができます。
特に一般の自動車保険では、21歳未満は保険料が高く設定されています。
そのため、21歳までは自分で車を持たず、1日自動車保険を利用しながら親や友人の車を借りて運転。そして21歳以上になったら自分で車を持ち、利用していた1日自動車保険と同じ保険会社で自動車保険に加入して、お得に利用という方法がおすすめです。
ただし、1日自動車保険と自動車保険の間の割引がある保険会社は限られているため、事前にしっかりチェックしておきましょう。
自動車保険の割引がある1日自動車保険
- ちょいのり保険(東京海上日動)
- 1DAY保険(三井住友海上日動)
まとめ:補償内容・保険料を比較して最適な1日自動車保険を選ぼう
1日自動車保険は、最安500円から契約可能で、最短当日で補償が適用される利便性の高い保険です。
友人や恋人とドライブに行ったり、帰省して家族や親戚の車を運転したりする際には、ぜひ利用を検討してみて下さい。
ただし、1日自動車保険の「車両補償付きプラン」は、事前登録した翌日から7日間以降でなければ保険開始期間を設定できませんので、その点だけは十分注意をして下さい。
1日自動車保険は様々な保険会社から販売されており、保険料・補償内容・申し込みもそれぞれ異なります。
人気の1日自動車保険を比較して、自分のニーズにあったものに加入してみてくださいね。