東京海上日動が取り扱う一日自動車保険
ちょいのり保険の補償内容
ちょいのり保険は、東京海上日動が販売している一日自動車保険です。
友人や家族の車など自分名義ではない車(配偶者名義の車、レンタカーは除く)を運転する際に1日単位で気軽に加入できるため、様々な年代の方から利用されるの一日自動車保険ですが、その中でも「ちょいのり保険」は料金の安さが人気を集めています。
以前はほとんどの保険会社が1日あたり500円という保険料で、一日自動車保険は別名「500円保険」とも呼ばれていました。しかし、定期的な保険商品の見直しにより、保険料が800円などに値上がりした一日自動車保険もあります。
そんな中で、ちょいのり保険は現在も500円で加入できるコストパフォーマンスの良さを保っているのです。
そんなちょいのり保険の料金プランと補償内容を見ていきましょう。
料金プラン
ちょいのり保険では、3つの料金プランが用意されています。
プラン | 車両補償なしプラン | 車両補償ありプラン (スタンダード) |
車両補償ありプラン (プレミアム) |
---|---|---|---|
24時間あたりの保険料 | 500円 | 1,500円 | 2,100円 |
賠償に関する補償 | ◯ | ◯ | ◯ |
自身・同乗者の補償 | ◯ | 有り | 有り |
ロードアシスト | ◯ | ◯ | ◯ |
車両補償 | × | ◯ 免責金額15万円 |
◯ 免責金額10万円 |
弁護士費用特約 | × | × | ◯ |
ちょいのり保険の車両補償なしのプランは加入した当日から保険期間が開始されますが、車両補償ありプランの場合には保険期間を開始させたい日から最低8日前に申し込みをしておく必要があるため、注意が必要です。
賠償に関する補償
対人賠償 責任保険 |
他人にケガをさせてしまった際に保険金が支払われる。保険金額は無制限。 |
---|---|
対物賠償 責任保険 |
他人の財物に損害を与えてしまった際に保険金が支払われる。保険金額は無制限。 |
対物超過 修理費特約 |
事故の相手方の車の修理費が、時価額を超えた際に保険金が支払われる。保険金額は最大50万円。 |
自身・同乗者の補償
搭乗者 傷害特約(一時金払) |
借りた車を運転中の事故により、運転者・同乗者などの搭乗者がケガ・死亡・後遺障害のいずれかが生じた際に保険金が支払われる。一時金が10万円、保険金額は1,000万円。 |
---|---|
自損事故 傷害特約 |
借りた車を運転中に自損事故を起こした際に、搭乗者がケガ・死亡・後遺障害のいずれかが生じた場合、所定の保険金が支払われる。 |
ロードアシスト
事故車の車両搬送費用補償や、バッテリーあがりなどの緊急時応急対応費用補償、事故の際の初期対応や事故対応のアドバイスなどをしてくれます。
車両補償
借りた車を運転中の事故によって借りた車に損害が生じ、修理もしくは修理をしないで代替車を購入した際、最大300万円を限度に保険金が支払われます。
ただし、プランに応じて定められている所定の免責金額を超えた部分に関してのみ支払いの対象となります。
弁護士費用特約
借りた車を運転中に事故を起こした際に、事故の相手に損害賠償請求をするための弁護士費用や、弁護士に対する法律相談費用が300万円を限度に補償されます。
加入の手続きができる端末
ちょいのり保険は、スマートフォン(スマホ以外の携帯電話含む)、パソコン、もしくはコンビニから加入ができます。
スマートフォン・携帯電話・パソコン
スマートフォンや携帯電話の場合からちょいのり保険に加入する場合、ドコモ、au、ソフトバンク、Y!mobileで契約している方は、保険料を月々の携帯料金と合算で支払いが可能。
それ以外の格安スマホ系のキャリアで契約している方、パソコンからお申し込みの方は、保険料の支払いがクレジットカードのみになります。
コンビニ
コンビニでちょいのり保険に申し込む方は、ローソン、ミニストップ、ファミマから申込みが可能。
ただし、コンビニで申し込む際には店頭にあるLoppi端末を利用して手続きをする必要があります。そのため、Loppi端末のないファミリーマートでは、あらかじめスマホなどでWebから事前申し込みを行い、レジで直接バーコードと見せて保険料を現金で支払わなければいけません。
ローソン・ミニストップでは、店頭のLoppi端末から直接申し込みをして、Loppi端末から発行される申込券をレジに持っていき、現金で支払いの流れです。
ローソン・ミニストップでちょいのり保険に申し込む場合も、あらかじめスマホやPCで事前予約をしていくとコンビニでの手続きの手間が省けます。
コンビニで申込みの際には、保険料の支払いは基本的に現金という点に注意しましょう。
複数人での運転は「臨時被保険者に関する特約」を忘れずに
ちょいのり保険を始めとした一日自動車保険では、自動車に保険をかけるのではなく、「運転する人」に保険をかけます。そのため、もし借りた車を複数人で運転するときには、運転する人全員が一日自動車保険に加入をする必要があるのです。
ちょいのり保険では、このように複数人が運転者になる場合に備えて「臨時被保険者に関する特約」を用意しています。
臨時被保険者に関する特約とは、被保険者となる運転者本人の他に、最大3名までを一度の契約でまとめて追加することができる特約です。
臨時被保険者を加えると保険料が加算されますが、各個人がそれぞれちょいのり保険に加入するより割安な保険料になるためお得です。
1日あたりの保険料 | 追加保険料 | 合計金額 | |
---|---|---|---|
車両補償 なしプラン |
500円 | 250円 | 750円 |
車両補償 ありプラン (スタンダード) |
1,500円 | 750円 | 2,250円 |
車両補償 ありプラン (プレミアム) |
2,100円 | 1,050円 | 3,150円 |
なお、ちょいのり保険では臨時被保険者に1名追加しようと3名追加しようと、追加保険料は変わりません。上記の定額料金のままになります。
他の1日自動車保険と保険料を比較
一日あたり500円という手軽な金額で加入できるのが魅力のちょいのり保険ですが、他の一日自動車保険と保険料を比較してみましょう。
ちょいのり保険 | 乗るピタ! | 1DAY保険 | |
---|---|---|---|
車両補償 なし |
500円 | 500円 | 800円~1000円 |
車両補償 あり (免責金額15万円) |
1,500円 | 1,500円 | 2,500円 |
車両補償 あり (免責金額10万円) |
2,100円 | 2,000円 | なし |
加入方法 | スマホ、携帯、 パソコン、コンビニ |
スマホ、携帯、 パソコン |
スマホ(キャリア制限あり)、コンビニ |
上記の表を見ると、乗るピタ!(損保ジャパン)もちょいのり保険とほとんど変わらない保険料です。
しかし、乗るピタ!はスマホや携帯、PCからの加入のみ。コンビニで加入ができない分、ちょいのり保険と比べると多少利便性に劣る部分があります。
保険料と利便性の面からみると、他の一日自動車保険と比較してちょいのり保険が頭一つ分出ていると言えるでしょう。
注意!「車両補償ありプラン」は当日加入不可
ちょいのり保険に限らず、多くの一日自動車保険では「車両補償なし」と「車両補償あり」の2つのプランを用意しています。
ここで注意したいのが、車両補償ありのプランの場合、申し込んだ当日から保険期間が開始されるわけではないという点。
ほとんどの保険商品では、保険を利用したい日から少なくとも1週間ほど前に加入手続きをしなければいけません。
ちょいのり保険も、車両補償ありプランに加入をする場合には少なくとも8日前には加入申し込みをする必要があります。
一日自動車保険=当日加入で大丈夫と思っている方も多いかもしれませんが、車両補償ありのプランに加入したい方は必ず日程に余裕をもって加入手続きを行うようにして下さい。
ちょいのり保険の加入方法
最後に、ちょいのり保険の加入方法を見ていきましょう。
ちょいのり保険に加入をするには、Webからもしくはコンビニ(ローソン・ミニストップのLoppi端末)で手続きを行う必要があります。まずは、Webから加入するやり方を説明します。
①Webから事前登録
まず、Webからちょいのり保険の事前登録を行います。
東京海上日動のホームページから、ちょいのり保険の事前登録を選択し、画面の指示に従って空メールを送信します。
その後、ちょいのり保険から登録用のURLが記載されたメールが届くので、そちらのURLから登録を進めます。
氏名、生年月日、免許証番号などが必要になるため、手元に運転免許証を用意しておきましょう。
入力終了後、ちょいのり保険から登録完了メールが届けば完了です。
②利用申込み
事前登録が完了したら、東京海上日動のちょいのり保険のページから「利用申込み」を選択し、免許証番号と登録時に設定したパスワードでログインをします。
その後、画面の指示に従ってプランの選択や保険期間を入力し、ちょいのり保険の重要事項説明書や約款などを確認します。
③契約完了の確認
申込内容に問題がなければ、そのまま契約に進みます。
契約が完了するとちょいのり保険からメールが届くので、確認しましょう。
コンビニで加入したい方向けの方法
コンビニでちょいのり保険に加入をしたい方は、ローソン、ミニストップ、ファミマから加入することができます。
ローソン・ミニストップの場合
ローソンとミニストップの場合は、店頭に置いてあるLoppi端末から申し込みが可能。氏名や生年月日、免許証番号の入力が必要なので、こちらもお手元に免許証を用意しましょう。
また、ローソン・ミニストップのホームページから、ちょいのり保険の事前予約をすることが可能です。
Webから事前に氏名や免許証番号の必要事項、プランなどを選んで「予約番号」を発行しておくと、コンビニではLoppiに予約番号を入力するだけで申込券が発行されます。
発行された申込券をレジに持っていって、現金で保険料を支払えば加入手続きが完了。コンビニでの手間を減らしたい方は、事前予約がおすすめです。
ファミマの場合
ファミマでちょいのり保険に加入する場合は、Loppi端末がないため、必ずWebから事前申込みが必要です。
ファミリーマートのホームページからちょいのり保険の事前申し込みページにアクセスし、画面の指示に従って免許証番号やプランなど必要事項を記入します。
申込完了後はメール等でバーコードが発行されるため、ファミリーマートのレジでそのバーコードを見せて保険料を支払います。
ファミマの場合はなんにせよ事前申し込みが必要になるため、手間を考えるとスマホから申込み~支払いまで完了させるか、ローソンなどのコンビニを選択するのがベターでしょう。
まとめ:スマホ・コンビニから500円で加入が可能!
今回は、ちょいのり保険について紹介してきました。
ちょいのり保険は一日自動車保険の中でも保険料の安さと加入時の利便性の高さが魅力の保険です。一番安いプランだと1日あたり500円で事故に備えられるため、とても手軽に加入できるでしょう。
申込方法も、スマホやPCだけでなく、ローソン・ミニストップから加入が可能。思い立った時に10分程度で手続きを済ませることができます。
当日加入で保険期間がすぐに開始されますが、車両補償ありプランの場合には最低8日前に加入が必要という点は覚えておいて下さい。
親の車や友達の車を借りて遊びに行く際などに、ぜひちょいのり保険を利用してみてくださいね。